羊毛の専門知識。羊の種類、羊毛の特徴など。ニュージーランド、オーストラリアを中心に羊の種類によって羊毛の用途を比較。
















羊の種類


世界中で飼育されている羊は3000種以上、その数はなんと10億万頭にのぼります。衣料原料としての羊毛に関しては、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカが生産量、品質ともに世界をリードしています。
羊の種類によって毛の太さ、長さ、縮れの具合が違います。毛は細いほどやわらかくなります。縮れ具合も毛が細いほうが縮れています。縮れが多ければ多いほど暖かい空気を閉じ込めることができます。毛が太い羊毛は肌触りでは劣りますが、耐久性に優れ、カーペット等に適しています。羊毛の種類は用途にあわせて選ぶことが重要です。




Merino メリノ種


もともとスペインから来た品種。
羊毛の品質が良いことで知られている。約18-25ミクロンの繊維は羊毛の中では最も細く、やわらかいのが特徴。
高級な衣料品に使用されることが多く、スーツ用にも紡績しやすい。天候が厳しい山でも飼育できる羊。





Corriedale コリデール種


メリノ種とリンカーン種の交配種。衣料用品でも使用されるが、寝装寝具、手編み毛糸、フェルト等に適している羊。雨のよく降る場所で飼育されていることが多い。毛の太さは約25〜32ミクロンなので、やわらかい方である。





Romney ロムニー種


ニュージーランドで一番数の多い羊。羊毛はフェルト用などにも使われているが、カーペット用に使用されることが多い。丘陸や草原で飼育されている長毛タイプ。
毛の太さは約32-36ミクロン。ニュージーランドにロムニー種が多い理由は、羊毛としてもラム肉としても育てられているからである。





South Down サウスダウン種


布団用中わた、フランネルツィードの洋服の生地に多く使用されている。中番手のダウン種の中でも最も毛足が短く、やわらかい。弾力性があるのが特徴。低地で飼育されているイギリス系の羊。





Merino Cross/First Cross ファーストクロス種


毛が短いダウン種と毛が細くやわらかいメリノ種を掛け合わせた羊。衣料用品と寝具に適している。





Scottish black face スコティッシュ ブラックフェイス種


繊維が太くごわごわしているが、耐久性があるので主にカーペットやラグに使用されている。スコットランドとアイルランドで最も多い羊。






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